商業施設の賃料条件は話し合いで決まる

「賃料はいくらですか?」というご質問をよくいただきます。もちろん最も気になる部分なので当然のご質問だと思います。しかし実のところ、商業施設の物件は賃料が決まっていないんです。

とある商店街にて

先日、ある商店街で本屋さんを探していたのですが、ついに見つかりませんでした。近頃は「本が売れない時代」と言われているので、この商店街にはもう本屋さんが無いのでしょう。逆にドラッグストアがよく目につきました。数えてみたら、なんと6店もありました。

商店街と商業施設は似て非なるもの

たくさんの店が並んでいるという点では、商店街と商業施設は似ています。しかし、その成り立ちは大きく異なります。商店街は建物ごとに大家さんが別々です。そのため、どの大家さんも高い賃料を払ってくれるドラッグストアに貸したいと考えています。そのため、低い賃料しか払えない書店は姿を消しているワケです。一方、商業施設の場合は大家さんが一つの会社なので、仮に複数のドラッグストアが出店を希望しても、1店しか誘致しません。逆にいくら本が売れない時代だからと言って、お客様の利便性を考えると書店は必要なのです。

業種によって賃料は異なる

つまり、前述した例でお分かりのとおり、例えばドラッグストアと書店では、同じ商業施設の中でも賃料が大きく異なります。ドラッグストアの賃料は、おのずと高くなりますが、書店は賃料を低くしなければ出店をする事は出来ません。このように、商業施設のテナント物件は、業種によって賃料が大きく異なるのです。

まとめ

商業施設の賃料条件は話し合いによって決まります。商業施設側が、皆様のお店を『欲しい』と思うかどうかで条件は大きく異なるのです。『物件を探す』というよりも、『自分のお店を売り込む』という感覚が重要なんです。